読了目安時間は約 4 分です。
デザイナーとして独立したい、でも自分にできるのだろうか。不安も多いと思います。失敗しないためにはどうすれば良いのか、行動を起こす前にまず自分の気持ちを整理してみましょう。
「何とかなるんじゃないの?」「とにかく今すぐ独立したい」そんな方にも読んでもらいたいと思います。
デザイナーのようなクリエイティブ界隈の方は独立志向が強いと言われています。「独立したい」「フリーランスになりたい」デザイナーなら一度は考えたことがあるのではないでしょうか?私は何度も考えたことがあります(笑)
比較的独立しやすい職種ですし、実際にフリーランスで活躍されている方も多くいらっしゃいます。ですがリスクもあります。リスクがなければみんな独立しているでしょうが、実際はそうではありません。
「早く独立して好きな仕事に集中したい」「こんな会社辞めて楽になりたい」その気持はすごくわかります。私も独立前はそうでした。しかし焦ると視野が狭くなり、失敗するリスクが高まります。
すぐには独立できません。実際に独立できるようになるまでには結構な時間が必要です。そのあいだに一歩立ち止まって、落ち着いて、5つのポイントに絞って考えてみましょう。
- なぜ独立したいのか
- 何が出来るのか
- 資金繰りは大丈夫か
- 人脈づくりはできているか
- 退職のタイミングと退職方法を考える
順番に考えていきましょう。
シリーズの第1回目です。
なぜ独立したいのか
人それぞれ理由はあると思います。
- 会社への不満
- 会社がブラックだ
- 会社が評価してくれない
- 給料が安い
- 新しい仕事がしたい
- 仕事がきつい
- 対人関係の不満
- 上司や同僚と合わない
- 周囲からいじめられている
- パワハラ・モラハラが常態化
- 感情のもつれで人間関係がややこしくなった。
- やりたい事がある
- 夢を実現させたい
- 自由にやりたい
- 在宅で仕事がしたい
…などなど。
しかしそれはそもそも、
独立しないとできないことなのか?
よく考えてみましょう。自分に問いかけてみてください。
- 転職ではダメなのか?
- 副業ではダメなのか?
- 所属会社内で新規事業を立ち上げるのではダメか?
- 昇格・昇級・待遇改善の交渉はしたか?
特に交渉については一度はチャレンジしてみてください。うちはブラック企業だから無理とおっしゃる方もおられると思いますが、独立後もクライアントとしてブラック経営者と対面する事はあります。ブラックとはいえ所属会社と交渉できない人が、クライアントと交渉することができるでしょうか?交渉するということはあなたのスキルアップにつながります。がんばってみてください。
ダメならダメで、さっさと準備を進めましょう(笑)
色々言いましたが、正直なところ
答えが見つからなくてもいい
と思っています。なんとなく見切り発車をしてもうまくいく事はあります。でも、独立が最善の方法であると言う答えが見つかると成功に結びつきやすくなります。
まずは1人で、静かに
独立するということは会社を退職をするということです。考えるのは良いですが、独立するまでに準備しておくことが数多くあります。うかつに表明せず、明確な計画が立てられるまでは1人で考え、相談相手も信頼できる一部の人になるべく限定しておくいた方が良いです。
会社も同僚も、退職の意思を知った時から保身に走ります。引き止め工作や妨害など、足を引っ張られることも考えられます。
慎重に進めましょう。
他の2〜5のポイントについては、また後日にて。