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デザイナーなら、個人サイトはWordPressで自作しよう!

wordpress開発

読了目安時間は約 16 分です。

フリーランスデザイナーが個人サイトを作るメリットは別の記事で述べてきました。

ではどうやって作ったらいいんでしょう?どうやって作っていいのかわからないから、詳しい人に作ってもらいたいんだけど…初心者にとって自作はハードルが高く、そう思うかもしれません。でもここは頑張って、個人サイトはなるべく自分で作って管理しましょう。独立する・独立したいフリーランスのデザイナーにとって、名刺代わりになるものですからね。

どうせ作るなら、覚える事が多いですができることの多いWordPressがオススメです。個人サイトをWordPressを使って自分で作るメリットと、WordPress以外で個人サイトを作る方法についても紹介いたします。

目次

自分で情報を発信しよう

個人サイトを作るメリットは、上記の記事で述べた他にも、

  • 記載内容を見て、ファンが増える
  • ポートフォリオだけではわからない「人柄」を伝えられる
  • アウトプットすることで自身の考えを整理できる
  • 受注につながることもあり、営業自動化ツールとなる可能性がある

などがあります。可能な限り、WordPressでの制作を目指しましょう。

SNSがあればいいんじゃない?

SNSは無料で手軽にすぐ発信できるのでメリットばかりのように思えますが、簡単に情報が流れてしまうという致命的な欠点があります。運よくバズればよいのですが、宝くじに当たるようなものなので期待はできません。情報は資産ですので、記録に残らないと意味がないのです。Webサイトにしっかり情報を残し、繰り返し見てもらうことで真価を発揮します。効果は徐々に効いてくるので時間はかかりますが、積み重ねていくことができ、状況に合わせてリライト可能なWebサイトの方が、長期的には有利です。SNSとWebサイトをうまく併用することが大事です。

個人サイトを作る手段は?

「WordPressで自作しよう」と言ったものの、個人サイトを作る手段はWordPressだけではないです。主に下記の3パターンあります。

  • WordPressで完全自作(有料 低予算)
  • 既存のホームページ作成サービスを使う(無料/有料)
  • 外注する(有料 高額)

それぞれメリットとデメリットがあります。

WordPressで作るメリットとデメリット

メリット

比較的低予算で作成できる

WordPress自体は無料ですので、必要な予算はサーバー代・ドメイン代・テーマ代だけです。テーマを無料にするか有料にするかで変わってきますが、初年度は10,000〜30,000円、次年度も1万円以下で運営できます。コスパで考えると、月額1,000円で情報発信できるというのはかなりおトクです。有料テーマの相場は10,000〜20,000円くらいですが、外注に比べたらかなり安いです。有料テーマの方がいろんな機能をあらかじめ実装しているので、その分制作時間を短縮することが可能です。初期投資を簡単に回収する方法があるので、ここは思い切って有料テーマを購入して、空いた時間をコンテンツ充実のために使いましょう!

オススメテーマは下記の記事をご参照ください。

どれも良いテーマです。(当サイトで使用しているのは「SWELL」です)

そのほか、サーバー・ドメインのオススメをあげておきますね。

自由にデザインができる

デザイナーたるもの、やはり自分の好きなデザインにこだわりたいですよね。いくらでも作り込めます。時間がなければ、スキマ時間にちょっとずつ完成度を高めていくこともできます。なんなら、デザインパターンを複数作ってどちらが反応良いか試すこともできます。もちろん、定期的にリニューアルも自由です。初めから100%を目指さなくてもよいのは気がラクですね。

WordPress案件を受注した場合の予行演習になる

世界のWebサイトの30〜40%はWordPressでできていると言われており、WordPress案件はまだまだ増えていくとおもわれます。サーバーやドメインを自分で用意し、WordPressでイチからWebサイトを立ち上げるという経験は、今後WordPress案件を獲得するための最初のステップになります。

WordPressでのWebサイト制作のスキルアップにつながる

WordPressを触ったことがない人にとっては、クレームの心配なくWebサイトの制作を経験できる絶好のチャンスです。そんな機会はめったにありませんからw。いろんな機能を試すこともでき、スキルアップの場としては最適な環境です。

高度なカスタマイズが可能

WordPressは非常に高度なカスタマイズも可能で、プラグインを活用することでただのWebサイト以上のものができます。たとえば、ECサイト・写真投稿サイト・SNSサイトなどなど。プログラミングの必要はないので、デザイナーでも挑戦できます。実際、僕も「コードが書けないWebデザイナー」ですが、シンプルなWebサービスを構築することはできます。「WordPressでこんなWebサービスをつくることもできるよ!」というアピールができますし、おもしろいサービスができれば収益を得ることも不可能ではないです。

掲載内容を都度変更できる

自分でWebサイトを管理しているので、修正したい文言や付け足したい所があれば、都度手を加えることができます。新しいページの追加やブログ記事を投稿するのも、手元のブラウザで即可能です。外注すると、ちょっとテキストを打ち替えるだけでも有料になってしまうのですが、自作なら気が済むまでいくらでも修正できます。

デメリット

知識が必要

WordPressの知識がなければ、それを覚えることから初めないといけません。サーバーやドメインも自分で用意しなければいけません。初心者にとってはハードルが高いですが、今後Web案件を受注するためには必要なことなので、頑張って覚えましょう!

WordPressに関しては、初心者でも無料で参加できるコミュニティがあるので、人脈開拓ついでに顔を出して教えてもらうのもありですよ!

時間かかる

記載内容を自分でまとめないといけませんし、画像もロゴも全て自分で用意しなければならないので、結構な時間がかかります。

とにかく自分が動かないことには完成しないのです。開業したてのフリーランスにとって、自作のための時間を確保するのは難しいでしょう。途中で投げ出してしまう人もいます(僕のことです…)。なのでフリーランスになる前から作っておくか、無理しないで外注するなど別の方法を検討しましょう。

こだわりすぎて、なかなか公開できない

これはあるあるですね。デザインにこだわりすぎたり、「こんなこと書いたら後で大変なことになるかも…」と迷ってなかなか公開できないことはよくあります。僕もこのタイプです。でもWordPressの良いところは、自分でいくらでも手を加えられることにあります。間違いがあれば後で修正すればいいのです。たとえ完成度60%でも、そこは割り切って公開してしまいましょう。

慣れないと素人感がでる

初心者が作ったホームページには、どうしても素人感が出てしまいます。初めてIllustratorやPhotoshopを使って制作したときのことを覚えています?自分なりに頑張ったつもりですが、よく見ると絶妙に不格好でこっ恥ずかしい思いをしたことがありましたよね?そんな感じですw。テンプレートを使えばそれなりのものが出来上がりますが、あまりスキルアップには繋がりません。スキルアップより完成度を重視するなら、潔く外注しましょう。

ランニングコストがかかる。

サーバー代・ドメイン代は、Webサイトを公開している間は毎年必要です。安いプランでだいたい月額1,000円くらいです。ただ広報費と考えると安いものなので、それほど気にすることはないかもしれません。

総評

  • 作るならWordPress
  • 最も自由で高度なカスタマイズ可能、スキルも手に入れられる。
  • 比較的安価。投資した分をすぐ回収する方法がある。
  • 有料テーマの費用対効果が高い。
  • 知識が必要、ハードルは高め。
  • WordPress制作案件を獲得できるようになる。

既存のホームページ作成サービスを使うメリットとデメリット

カンタンにホームページの作成と公開ができるサービスがあり、基本有料ですが比較的安価で、なかには無料プランもあります。

代表的なものには「ペライチ」「グーペ」「Jimdo」「BiNDup」「WIX」「Ameba Ownd」などがあります。

メリット

とにかくカンタン

複雑な知識は必要なく、サーバーなどがセットになっていて自分で用意する必要がないです。手順通りに進めば悩むこと無くWebサイト公開までできますので、とても早くて便利です。

無料プランがある

無料でホームページを作れるプランがあるところも存在します。制限は多いのですが、とりあえずホームページが欲しい人には最適でしょう。

デメリット

カスタマイズの幅が狭い

機能が限られていてWordPressに比べるとカスタマイズ面ではどうしても劣ります。高度なカスタマイズは無理なことが多く、Webサービス構築には不向きです。

有料プランは、それなりの出費になる

無料プランでは不満なので有料プランにしよう、となるとWordPressより高額になる場合があります。一見外注よりは安価ですが、長期的にはけっこうな費用になるので注意です

案件は少ない

この手のサイトのカスタマイズ案件もありますが、WordPressに比べると数はかなり少ないです。案件獲得はあまり期待しないほうがいいです。

総評

  • サーバーなどがセットになっており、とにかくカンタンにホームページができる
  • 機能が限られていて、高度なカスタマイズが難しい
  • とりあえずホームページがほしい、費用を抑えつつ手間も省きたい人向け

外注のメリットとデメリット

個人サイトを自作するのではなく、外部の人に作ってもらうパターンです。メリットとデメリットは、WordPressで自作した場合の裏返しになります。

メリット

あまり手間がかからない

記載内容などは考える必要がありますが、自分で制作しないので作業時間が浮きます。この時間を独立準備や本業に費やすことができます。

一定のクオリティが期待できる

自作の場合、慣れないと素人感が抜けません。でも外注の場合は、ある程度場数を踏んだ方々ですので、最低限の仕事はしてくれます。サイトはプロに任せて、自分の仕事に専念するのもありですよ。

デメリット

費用が高い

個人サイトの場合、ある程度ボリュームがあれば30万くらい必要です。ページ数が少ない場合でも5万円くらいにはなりますし、その場合は本当にシンプルなサイトになると思います。個人的には、その費用を開業資金などに回したほうがいいと思います。

スキルが身につかない

これが一番痛いです。Web系の知識と経験が身につかないのは、今後Web案件を獲得していく上で不利になッてしまいます。営業系・士業系の人ならともかく、デザイナーの方にとって外注のメリットは少ないでしょう

修正費用がかかる

新着情報など「ここは自分で管理します」という部分以外は、ちょっと修正したい場合も修正費用がかかります。初期設定だけしてもらってあとは自分でページを追加する、という交渉も可能ですので尋ねてみましょう。

ランニングコストがかかる

自作だろうと外注だろうと、ランニングコストはかかります。場合によっては「メンテナンス費用」なんてのが必要な場合があります。これも「メンテナンスは自分でします!」という交渉が可能な場合がありますので聞いてみましょう。

総評

  • 一定のクオリティは期待できる
  • Webに必要なスキルが身につかない
  • 時間がなく、予算に余裕がある人向け
  • 費用面がクリアになれば、外注もありだと思っています。

Tobiでも外注は承っていて、フリーランス向けWebサイトの制作を5万~10万円程度で制作しておりますので、お問合せフォームからご相談くださいませ。

まとめ

個人サイト作成はWordPressが長期的にオススメ

ハードル高めだけど、今後のためにも早めにWordPressに慣れ親しんでおいた方がイイです。

有料テーマを使ってハイクオリティ&時短

WordPressはテーマを選んでカスタマイズしていくのが基本です。無料テーマが無数にあって好みのテーマが選えらべるのですが、キレイななテーマは大抵英語のテーマです。英語のテーマを日本語で作ると微妙にかっこ悪くなるので、日本語のテーマの方が使い勝手良いのです。無料テーマなら「Cocoon」か「Lightning」のどちらかがオススメです。

でも、ここは思い切って有料テーマを購入しましょう!

なぜなら、無料テーマは簡素な作りになっているので、足りない機能はプラグインを選んでインストールし、カスタマイズしていく必要があります。有料テーマは初めからいろんな機能を持っているので、その分カスタマイズに必要な時間が短くて済みます。有名な有料テーマは大体10,000〜20,000円くらいですが、金額以上に時間の短縮が可能です。金額が高いものほど機能が充実していますので、初めから20,000円レベルのテーマを購入することをオススメします。「THE THOR」など優秀なテーマはありますが、Tobiが個人的に「THE THOR」よりオススメするのが「SWELL」です。

テーマとしてはやや高額ですが、カンタンに回収する方法があるので別の記事で紹介いたします。SWELL」を購入して、時間を有効活用しましょう!

制作時間がない、でも外注費用も抑えたい場合

フリーランス向けWebサイトの制作を5万~10万円程度で制作しています。お話を聞いてお見積りを提出いたしますので、Tobiに一度ご相談くださいませ。

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